FX

FX投資の方法

FX投資

続いて、現在株式投資とならんで広く普及しているFX投資の紹介しましょう。FXとは、外国為替証拠金取引の略で、異なる外貨のトレードをすることにより利益を上げる方法です。

具体的投資方法

FXの投資方法はきわめてシンプルです。売買する二つの通貨の組み合わせ、例えば、日本円とアメリカドルを決めて、一方の通貨から、他方の通貨を買ったり売ったりします。

具体的には、日本円とアメリカドルの組み合わせ「ドル円」では、「買い」では日本円を売ってアメリカドルを、逆に「売り」では、アメリカドルを売って日本円を買います。

利益を出す方法

買いの場合、購入時よりも値上がりした場合、そこで通貨を売れば利益が発生します。逆に売った場合は、買った時よりも値下がした段階で買い戻せば、利益になります。

より具体的に説明すると、日本円を1ドル=100円の段階でドルを買った場合、1ドル=98円になれば2円分が利益に、逆に1ドル=102円になれば2円分の損になります。売りの場合は、この反対になります。

株の価値は企業の業績などで、値段が上下します。そのため、安い時に購入して高い時に売るのが一般的な株式投資と認識されていますが、その他にも株主に対して配当という形でお金が分配されることもあります。

投資の始め方

証券会社に窓口を作る

FXを始めるには、株式投資の場合と同様に、証券会社に口座を作り、入金する必要があります。FXを扱う証券会社はネット証券がほとんどです。そのため、取引はインターネットを介してPCやスマートフォンを利用して行います。

証券会社の中には、FXのみのものもあれば、株なども同時に扱っている証券会社もあります。後者の場合、すでに株式の口座を持っていれば、簡単な手続きでFXにも口座を作ることができます。

デモトレードで練習しましょう

株式投資の場合と同様、口座ができれば入金すればすぐに投資ができるようになります。ただ、可能であれば実際の取引を行う前に、デモトレードを行って、トレーニングをすることをおすすめします。

デモトレードとは、実際のお金を使わず、架空のお金で取引をするもので、現在主流のFX取扱い証券会社では必ず利用できる機能です。でもトレードでしばらく練習した後、自信を持って取引ができるようになったら、実際のお金でチャレンジしましょう。

投資で利益をあげる方法

レバレッジ

FXは、差金取引であり、レバレッジと言って、実際に預けている証拠金よりも大きな額の取引を行うことが可能です。現在、日本のFX取引で許されているレバレッジは、個人は最大25倍、法人は最大100倍までかけることが可能です。

レバレッジとは、「梃子(てこ)」の意味で、これを利用すれば少ないお金で大きな利益を出すことができますが、逆に大きな損をだすこともあります。FXで投資をする際には、その点をじっくり考慮に入れて行う必要があります。

スワップ

FXでは、通貨の差額をりようして利益をあげる方法の他にも、スワップという、通貨間の金利差を利用し、利子で収入を得る方法があります。例えば、日本円の金利よりもアメリカドルのほうが高った場合、ドル円の「買い」を行った場合、一日に一回、このスワップ金利が入ります。

逆に「売り」から入った場合、マイナスの金利がかかり、証拠金はその分だけ少なくなります。スワップで利益を上げる方法は、もっぱらオーストラリアドルなどの高金利通貨で使われる方法です。

FX投資の注意点

レバレッジのかけすぎに注意

すでに述べた通り、FXでは、高いレバレッジをかけることができるため、ついつい大きカ利益を出すためにレバレッジをかけすぎてしまう危険性があります。相場は常に思い通りになるものではないので、大損をしないために、レバレッジをかけすぎないように気をつけましょう。

取引ルールを厳格に守る

FXに限ったことではありませんが、取引ルールを厳格に守りましょう。「一回の損失は5%以内」という風に決めて、その時は強制的に決済をしないと、資金をなくしてしまう可能性があります。


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